当たる・当たらん・当たれ-喝采と苦悩の実証

コンサルティングファームに勤める男が世の中で喝采されている事象、モノや日々の苦悩を深掘りして考えたことを棚卸しします。

心の奥底にある想いは拭えない

 

現在、クライアント企業のオープンイノベーションの支援を行っている。クライアントは海外のベンチャー企業とパートナーシップを締結し、共同でデジタルサービスを展開するスキームを検討している。

 

イケてるスタートアップ企業は、VCや大企業が群がっているためか、交渉では強気な感じがするが、大企業では提供できない新しいサービスがシリコンバレーには溢れている。正に旬なビジネステーマであると感じている中で、下記の記事を目にした。

 

www.nikkei.com

 

筆者は、オープンイノベーションにおいて重要なことは「多様性を持つ」ということであると(ざっくり)述べている。そして、多様性というのは「異分野としての横」と「立場・年齢としての縦」の軸があるらしい。

確かに、自分の考えや立場に近しい存在しか周囲にいなければ、大胆な発想には到達できないということには共感する。しかしながら、私は思う。

 

「立場」を縦で切り取っている限り、我々はそこから離れることができない。

 

 

エスタブリッシュメント(政官財の主流派)、非エスタブリッシュメント

「持てる者、持たざる者」は確かに存在する。

 
しかしながら、そんなステレオタイプな差別的な考え方を持つ人間に一体どんな新しい世界が生み出せると言うのだろうか。

「革新」という言葉を語る人間は、そんなものをもろともしない世界を作り出してほしいし、私もそこに少しでも貢献したい。

 

それが、我々の周りにある課題なのだ。