当たる・当たらん・当たれ-喝采と苦悩の実証

コンサルティングファームに勤める男が世の中で喝采されている事象、モノや日々の苦悩を深掘りして考えたことを棚卸しします。

2015-01-01から1年間の記事一覧

直木賞作品「流」は語る-見えなくてもいい。そこにあればいい。

20年に1度の傑作と称される今年の直木賞受賞作品の「流」を読んだ。 同じタイミングでピースの又吉が書いた作品「火花」が芥川賞を受賞したため、あまり大きく注目を集めていなかったがかなり面白かった。 台湾を舞台に主人公が祖父の死、高校中退(大学受験…

それでもあなたの根拠は根拠であり続けるか?

転職して3ヶ月。上司から詰められ続けるコンサルティング業界お決まりの局面に突入しました。一言でも意見を発しようものなら、それはなぜ?それはどうして?って言われて続けてます。。考えて考え抜いて(全く無駄なんだけど)頭がショート寸前ってとこで言わ…

戦後70年~特攻できなかった祖父が見た月の色は~

「祖父が予科練の特攻隊に所属していた。」 父親から17歳の時にその事実を聞いた。 その時、自分は高校を中退してスレていた年頃であったが、色々なことを考えさせられた。 「国のために命を捨てる。そのために勉強して予科練に入った。」自分と同じ年でそん…

もっと遠くまで

約3年間働いた会社を退職しました。 新卒として入社した会社ですが、更なる自分の目指す道を求めて新しい環境で働く予定です。 学生時代にキャバクラで働らいていた経験から”人のコミュニケーション”に携わりたいという想いと、新しい業界を造っていくという…

誰かの欲望はいつの日かきっと誰かのために

神の見えざる手を知っていますか。 アダム・スミスの国富論に現れる言葉であり、個人が利益を追求することによって、社会全体の利益となる望ましい状況が「見えざる手」によって達成させられるという考え方です。 経済上のロマンある話で、すごく心が高まり…

アルジャーノンとギャツビーに見るイノセンス ~儚い夢を追うの美の不思議~

遂に「アルジャーノンに花束を」がドラマ化されてました。元々大好きな小説だけに毎週欠かさず見てますが、実際はあまり人気がない様子です。。。 山下智久主演「アルジャーノンに花束を」第2話は7・9%http://www.sponichi.co.jp/entertainment/yomimono…